借金地獄への入り口
「あれ?今月ピンチかも…」
軽い気持ちで使い始めたクレジットカードのリボ払いやキャリア決済。気づけば誰にも言えない借金地獄に陥っていた…そんな経験、ありませんか?
SNSではキラキラした同世代の投稿ばかり。「みんな楽しそう…私だけ?」そんな焦りや孤独を感じているなら、ちょっとだけ私の話を聞いてください。
借金の怖さを知った少女時代
父は大工で、景気が良い頃は大きな仕事を請け負っていました。しかし、取引先の倒産で家計は一変。生活は一気に苦しくなりました。
ある日、母に頼まれてスパゲッティを買いに行きました。私は何も考えずに、手に取りやすかったソフト麺を選びました。
帰宅して袋を母に渡すと、母はじっとそれを見つめ、小さくため息をつきました。
「乾麺なら、もっとたくさん食べられたのに…」
たった一言。それなのに、その声はどこか寂しく、諦めのような響きを帯びていました。
幼いながらに、心にグサッと刺さったのを覚えています。
「お金がないって、こういうことなんだ…」
食べたいものを選べない現実。工夫しながら食事を作る母の姿。その光景が、私の胸に強く刻まれました。
「お金こそ信頼」貯金に執着した過去
父は倹約家になり、私もその背中を見て育ちました。貯金こそが安心につながると信じ、昼は事務員、夜はスナックで働き、コツコツ貯金。結婚当時には500万円を貯めていました。
ギャンブル依存症の夫と借金地獄
「これで安心」と思ったのも束の間。夫はギャンブル依存症で、生活費まで使い込む始末。夫の浪費は止まらず、私が働くことに。しかし、彼はさらに仕事を辞め、暴力を振るうように。
ついには子供の学資保険を担保に200万円の借金。夫の家族とも話し合い、離婚を決意。「借金を返し終えたら復縁してもいい」と伝え、夫と決別しました。
なぜ20代が借金で苦しみやすいのか?
今は収入が不安定な人も多く、SNSでは誘惑が溢れています。クレジットカードやスマホ決済は手軽ですが、仕組みを知らないまま使うと借金は雪だるま式に膨らみます。
「簡単に返せるはずだったのに…」そう思っていても、気づけば状況は悪化。借金の怖さは、思ったよりも身近に潜んでいます。
借金で悩むあなたへ。今すぐできる6つのこと
借金で苦しんでいるなら、決して一人で抱え込まないでください。解決策は必ずあります。
まずは現状を把握しよう
- 借金はいくらある?
- 金利はどのくらい?
- 毎月の返済額は?
- 借り入れ先は?
ノートやアプリを使って、整理してみましょう。
誰かに相談しよう
- 消費生活センター:借金問題を相談できる
- 法テラス:弁護士や司法書士の無料相談が可能
- 家族や友人に打ち明けるのも、一つの方法です。
一人で抱え込むと、どんどん苦しくなります。相談できる場所もあります。
返済計画を見直そう
- 固定費を削減:格安SIMにする、電気会社を変える
- 無駄遣いを減らす:コンビニでの買い物やカフェ代を見直す
- 収入を増やす:副業、アルバイト、フリマアプリで不用品を売る
債務整理という選択肢を知ろう
任意整理:弁護士が借金の減額交渉をしてくれる
個人再生:裁判所の認可を得て、借金を大幅に減額
自己破産:裁判所の認可を得て、借金をゼロにする
専門家と相談しながら、最適な方法を選びましょう。
これ以上お金を使わない!
借金返済中は、できる限りお金を使わないようにしましょう。
「未来の自分のために我慢する」意識を持つことが大切です。
実家に頼れるなら頼ろう
もし実家に戻れるなら、家賃や食費を抑えられます。親に正直に話して、協力してもらうのも一つの手です。
大丈夫。未来は必ず拓ける
借金は、決してあなた一人の問題ではありません。
でも、諦めずに行動すれば、必ず光は見えてきます。
過去の経験は無駄ではありません。あなたはきっと、もっと強く、賢くなれます。
一人じゃない。頼れる人がいる。小さな一歩からでいいから、前に進んでみましょう。
私がどん底から這い上がったように、あなたも大丈夫。顔を上げて、一緒に少しずつ前へ進んでいきましょう。
このブログでは、これからも役に立つ情報を発信していきます。よかったら、また読みに来てくださいね。
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